観葉植物で最もポピュラーなものと言えば、
皆さんはどのような植物を連想されますか?
ベンジャミンですとか、フェニックスあたりでしょうか?
「そんな観葉植物の名前なんて分からない!」
「水やり忘れて枯らしてしまったイメージしか出てこない・・・」
というような方も少なくないでしょうね。
では、ここでちょっと質問を変えてみます。
皆さん、観葉植物を育てた経験はありますか?
「育てたってもサボテンくらいかな・・・」
と答えられる方は多いのではないでしょうか?
まぁ、これも私の勝手な想像に過ぎませんが、
実際にサボテンを部屋に置いた経験がある方はいらっしゃることと思います。
長期間水を与えなくとも、枯れることなく生き流れ得てくれるサボテンは、
誰でも簡単に育てられることから人気が高いようですね。
まぁ育てると言っても置くだけなんですけどね・・・。
そんなサボテンは一般的に乾燥地帯に自生する植物で、
葉や茎、根に水分や養分を蓄えられる多肉質の植物なので、
長期間水分を与えられなくとも枯れることがないのです。
ダイエット食材として有名なアロエもサボテンの仲間ですが、
実はサボテンも優秀なダイエット食材の仲間であること、
ご存知の方はいらっしゃいましたでしょうか?
豊富な食物繊維の中にあるネバネバした粘液の作用で、
便秘の改善やコレステロール値の低下、
糖尿病、血液循環などが良くなる効果が期待できるサボテン。
血液そのものをキレイにして、
さらに体内の毒素を出すデトックスの働きにより、
驚異的なダイエット効果が認められていると言われています。
ネバネバ成分は“多糖体”とよばれていますが、
多糖体は多くの糖とたんぱく質で作られている高分子化合物で、
腸内にある細菌たちを活発に働かせる作用があります。
それにより免疫力を向上させる効果もあるようですが、
数多くあるサボテンの中でも特に注目されているダイエット成分が、
ウチワサボテンというサボテンのようです。
ウチワサボテンはメキシコ原産の多年草ですが、
ウチワサボテンの葉から抽出される天然複合繊維の
ネオファイバーとネオマイセルが
胃の上部で脂肪と結合して吸着してくれるそうですよ。
脂肪をしっかりと吸着したウチワサボテンの繊維は、
血液の中に取り込まれずに、
上手に体外に排出される仕組みになっているので、
体内に吸収される脂肪量を減らす働きがあることが明らかになったようです。
食物繊維が豊富なので、摂取すれば体内で
脂肪分と一緒にゲル状に固まる性質をもっているようです。
この作用、何かに似ていると思いませんでしょうか?
すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
そうです、あのダイエット成分としてはあまりに有名な“キトサン”ですね。
同じような働きを持つキトサンとウチワサボテンの違いは、
胃の中で脂肪を吸収するのか、
腸の中で脂肪を吸収するのか、ということですね。
ウチワサボテンは胃の中で脂肪をキャッチするので、
腸で脂肪をキャッチするキトサンにくらべてとっても効果的でしょう。
キトサンは食事の前からあらかじめ計算して摂取する必要があるのですが、
ウチワサボテンは直前にとっても良いので
うっかり忘れが少なくなるという利点も嬉しいですね。