くじら肉のダイエット効果

日本の食文化の中で鯨肉くじら肉)は、
かなり重要な位置にあったと思います。

 

日本人が鯨肉を食してきた歴史は、
江戸時代からであると言われているようですが、
そんなに昔から盛んに食されてきたことに
少し衝撃を受けました。

 

私たちの両親や祖父母世代の方々から見れば、
クジラ肉」と聞いても差ほど衝撃は無いでしょう。

 

最近ではそんなに簡単に目にすることも
無くなってきているような気がしますが、
個人的には鮮魚コーナーで
鯨肉が売られているのを見たことはありません。

 

強いて言うなれば缶詰コーナーで
大量に並べられているマグロの缶詰の隣に、
ひっそりと並べられた姿くらいしか見たことがありませんね。

 

私の親の世代では、
給食なんかにも出されていたらしいのですが、
皆さんの中で鯨肉を口にされた経験がある方は
いらっしゃいますでしょうか?

 

私が口にしたとすれば…
大人の友人に連れて行ってもらったお寿司屋さんで
出される鯨ベーコンくらいですね。
味は…覚えていません。

 

別にどうしても食べたくなる様な
パンチがある味覚でも食感でもなかったので、
そんなに意識もしませんでしたし、
記憶にも残らなかったのが正直な感想です。

 

そんな鯨肉、戦争後に、
牛や豚の代わりになる貴重なたんぱく質源として、
多くの日本人に食されてきた歴史があるようでして、
何となく“貧しさ”を連想してしまうのは…
戦争を知らない世界で生まれ育ったゆえに…なのでしょうか。

 

出された食事が、もしも鯨肉だった場合、
皆さんはどのような反応になるでしょうね。

 

「げ…」と思われてしまう方、
少なくないのではないでしょうか。

それも仕方のないことでしょう。

食べ慣れていない食材を目の前に出され…
しかも、それが小さな子供であれば
1度は絵に描いたこともあるであろう…
あの“くじら”なのですから。

 

海にポッコリと浮かび、
そのほとんどが背中に噴水を付けられ、
なぜか微笑んでいる顔を描かれることが多い鯨は…
何となく平和の象徴のような気すら起こさせてしまう位に、
和やかになる生き物ですものね。

 

そんな鯨を食べるなんて、
罪悪感にも似た感情を持ってしまう気がしないでもありません。

 

しかし、その鯨肉は…
ダイエットに効果的な食材でもあるのです。

 

低脂肪・低カロリーで、
脳の働きを活性化する、血流を良くするなど
と言われる不飽和脂肪酸の3オメガ
すなわち

 

DHA(ドコサヘキサエン酸)、
EPA(エイコサペンタエン酸)、
DPA(ドコサペンタエン酸)

 

が多く含まれ、脂肪燃焼体質作りには
優秀なサポート力を発してくれると言うのです。

 

気にならない方は意識して摂取してみることも、
ダイエット目的を達成させる近道としては
1つの方法であることは…
間違いないと言っても過言ではないでしょう。

 

鯨肉を取るためには“捕鯨”という鯨の漁が必要ですが、
近年、日本人の捕鯨に関して、
世界中の捕鯨反対派からのクレームが絶えない状況にあります。

 

「絶滅危惧から乱獲はいけない」とか、
たんに「野蛮な行為であるから」とのような理由や、
ストレートに言えば「可哀想」との意見から、
捕鯨で生計を立てている地域の人が
猛攻撃を受けている映像をテレビで見たことがありました。

 

捕鯨をする人の立場からすれば、
「過剰保護による増加でかえって環境を破壊することを抑えている」
との意見もありました。

 

「可哀想」に対しての意見は…
じゃあ、牛や豚や羊やヤギなら可哀想じゃないのか?
という個人的な意見も出てきてしまいますね。

 

鯨肉を活用したダイエット…
まぁ世界情勢や人としての倫理にこだわる方は
スルーして頂きたい今回のお話でしたが、
気になる方は挑戦してみる価値はあると思います。