「男の人はガリガリよりも、
少しくらいぽっちゃりしている女性の方が好きに決まっている！」
「女なの人はガリガリよりも、がっしりした体型の男性が好きに決まっている！」
…たしかに、その割合は多いでしょう。
そのような意見は決して「間違っています！」とは言えません。
…ただ、その言葉を“言い訳”にして、
“現実から逃げて”しまっている方はいらっしゃらないでしょうか？
言葉は“言い様、考え様”です。
物事を常に良い方向へと向けていくことは素晴らしいポジティブ思考なのですが、
一歩間違えてしまっては…
ポジティブ思考も“ただの勘違い”や“現実からの逃避”にもなりかねませんので、
気を付けて頂きたいですね。
特にダイエットに関しては、なおさらの注意を向けてほしいと思います。
ダイエット生活を始めることで、
目標の体型になるには毎日の積み重ねが必要ですよね？
少しずつ、少しずつ、脂肪を排除して
筋肉を鍛え上げることで
均整のとれた無駄なものが無い体型へと変化させていくことが
ダイエットの成果となっていくわけですが、
逆に考えれば、ほんのちょっとの甘えや、
勘違いな現実逃避型ポジティブ思考によって…
少しずつ、少しずつ、余分な脂肪が蓄積されてしまうということですよね？
「このくらいの方が魅力的！」
…というような単純な言葉で片付けてしまっていては、
ある程度自分が許せる体型の境界線を…
自分でどんどん下げていってしまうでしょう。
「これくらいがちょうど良い！」
と思っていた数か月後、
体重計の針はプラス５キロを指していたとしても…
「このくらいでも良いんじゃないかな？」と、
「ちょうど良い」と思う体重を５キロ増やしてしまう可能性は高いですね。
そんなことの繰り返しで…
気づいた時には１０キロ以上も増加してしまっていた、
しかも周りに「太ったね」と指摘されて初めて現実を見た…
というように、悲しい現実を一気に思い知らされた時には、
今までの自分の甘えを激しく後悔してしまうでしょう。
ダイエットは「ヤバい！太った？」
と思った時などに一時的にすれば良いと言うものではありません。
日頃の生活を見直して、
食事をしても無駄な脂肪を体内に残さずに
自ら燃焼させる働きができるような体質を作ることが“ダイエット”です。
太った時に「何週間で何キロ落とす！」とか
「目標マイナス１５キロ！」…
のような無茶苦茶な目標を立てて突っ走ってしまうのは、
あまり良くないダイエット思考です。
一時的に成功したとしても、その後の方が怖いですね。
体調を崩してしまう事やリバウンドで今まで以上に脂肪増加などの、
“無茶なダイエットのツケ”は、何かしらの形で返ってくるリスクが大きいでしょう。
そもそも、太りにくい体質であれば“ダイエットの悩み”なんて無いのです。
遺伝的な体質問題もあるかとは思いますが、
ある程度の方は毎日の食生活、生活習慣によって体質が作られているので、
「自分はもともと太りやすいから…」と言うような方は、
自分の生活が“太りやすい体質を作る生活”になってしまっている方が多いでしょう。
日頃の生活を見直して、少しでも体型の変化があった際には現
実から目をそらさずにしっかり自分を把握して、
日常的に余分なものはリセットできるようになることが
“ベストなダイエット方法”と言えるのではないでしょうか？