畑のキャビア・とんぶりでダイエット

キャビア・・・と聞くと、
実際に食べた経験が無かったとしても、
何となく高級なイメージがありますよね?

 

一般家庭の食卓には、まず並ぶことが無い高級食材には間違いありません。

 

一生に1度は口にしてみたいと思う方もいるかもしれませんが、
実際、どんなに頑張っても手の届かないような
何十万も何百万もする食材なわけではないので、

食べようと思えばちょっと高級なスーパーでも
なかなか質の良いキャビア缶詰が数千円から数万円で売られています。
気になる方は実際にご賞味くださいませ。

 

さて、今回はいきなり高級食材キャビアのお話から始まりましたが、
“キャビアダイエット”の紹介ではないので安心してくださいね。

 

そんなダイエットの為に毎食キャビアを摂取しなければいけない!
というような、若干オカルト宗教的な話が始まるのではありませんから。

 

そもそも魚卵であるキャビアはかなりの高カロリー食材です。
そのような食材をダイエット食材に活用するには、
ちょっと無理がありますし、何よりもお金が続かないでしょう。

 

今回、皆さんにご紹介したいのは、
キャビアはキャビアでも“畑のキャビア”です。

別名“とんぶり”と呼ばれているホウキギの種子を加工した食材になります。

 

ホウキギを収穫してから種子を乾燥させて一度煮ます。

その後一日くらい水にたっぷり浸してから
しっかりと揉んで外皮を取り除きます。

 

この作業を2~3度繰り返せば、
まるでキャビアと見比べがつかないような
プチプチした食感のとんぶりができ上がります。

海ブドウにも似ていますね。

 

とんぶりの栄養素には、
カリウムや鉄、サボニン、マグネシウムや
その他ミネラル豊富に含まれていますので

糖尿病予防、動脈硬化、便器改善、免疫力強化、
肝機能の増強、利尿作用の効果もあるとされなどの効能があり、
どれもダイエットに適している作用が期待できますね。

 

ホウキギは平安時代初期に中国から伝わってきましたが、
本来の目的は名前からも連想できるように・・・
庭先などを掃除するほうきの材料だったそうです。

 

このホウキギの実を食べるようになったのは、
飢えに苦しんでいた飢饉の時に

「ホウキの実も、実であることは間違いない。
なんとかして食べられないものか」と、

苦肉の中から工夫したのが

最初ではないかと伝えられているようです。

 

中国から伝わったともあってか、
漢方にも使われるものだそうで、

強壮・利尿などの効果があるそうですが、
もし、皆さんの中に、

「食事はしっかり摂っているのに疲れ易い」ですとか、
「食事の量や生活は何も変わっていないのに太りやすい・・・」

 

などの症状が続いている方は注意が必要です。

 

そのような症状は、
糖の代謝をコントロールするインスリンの働きが
鈍っている時に現れやすい症状で、
放っておくと糖尿病予備軍という危険性もひそめています。

 

そんな時、これらを予防するために、
血統値のコントロールに効果的な食材がトンブリだそうです。

 

トンブリに含まれているモモルデシン
体内でインスリンと同じ働きをします。

 

糖が細胞のエネルギー源として使われ
血糖値が正常に保たれやすくなるそうです。

 

トンブリの調理方法としては秋田の郷土食材として、
酢の物と合わせたり、納豆に混ぜたりして食べられています。

 

スーパーで誰でも手に入れることができます。

トンブリは味に癖がないので、様々な食材にあいます。

 

ダイエット食材として、
ダイエットや楽しい人生の妨げとなるような病気予防として、
積極的にとんぶりを摂取することをおススメしたいですね。